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乳房再建か、否か|乳がんになりまして⑨

乳房再建か、否か|乳がんになりまして⑨

前回までのおはなし。気になる人はこちらから ↓↓↓

遺伝子検査とMRI検査 〜BBA真冬の初体験〜|乳がんになりまして⑧ 遺伝子検査とMRI検査 〜BBA真冬の初体験〜|乳がんになりまして⑧

遺伝子検査とMRIを無事終え、残る課題は「パイオツ作る or 作らない」。

私のパイオツへの想い、とどけーーーーーーえ!!!

なぜに全摘を選んだのか

たぶんね、たぶんだけど、女子ならばほとんどの人が「保険適用なんだし再建一択で」ってなるんだと思うの。

というかその前に部分切除でも良いよって先生に言われたんなら、全摘までしない人の方が多数なんじゃねえかとも思うのよ。

だからまずは全摘を選択した理由をね、もう一度おさらい。

トリプルネガティブと我が乳の運命|乳がんになりまして⑦ トリプルネガティブと我が乳の運命|乳がんになりまして⑦

↑ ここでもチラッと書いてはいるんだが、部分切除だと放射線治療が必須。これ20〜30回、平日ぶっ続けで病院通って治療するの。

まあ手術した時に転移が見つかればどっちにしろ放射線治療になるんだけど、腫瘍が小さいから今のところ転移してる可能性低し。

まず通うのが

くそめんどくさい。

「え、そんな理由!?」

って思った人、そうです。そんな理由です。

私にとっては『面倒か、面倒じゃないか』というのが非常に重要なのです。

もし病院が歩いて5分の立地だとしたらめんどくさくないんです。車で5分も許容範囲内。でも車で毎日20〜30分はめんどくさい。くそめんどくさい。避けたい、できれば避けたい……

じゃあ全摘で。

となります。私の場合は。

あ、でも理由はそれだけじゃなくってよ!やべえ奴だコイツって今思っちゃった人、ご安心を!!(今更感)

そうなの、もうひとつ。どっちかと言うとこっちのが理由の大半占めてるかも。

再発の可能性。

これこれ。

全摘だと再発する場所がほぼ残ってない状態になるわけだから、再発率も当然低くなる。

それなら低い方が良いでしょうよ。ということ。

再発してまた入院手術するのとかクッソめんどくさ……

ん?あれ、ちょ、待てよ…これじゃあ結局めんどくさいからってことになるじゃん!だめじゃんんんんん!!まさかの挽回できてないパターン!!!!!

でも、でもね!もう一個の乳があるから!そっちが乳がんになったらもうそれは仕方ないよね!!(何のアピール)

という経緯でございます。ご納得いただけましたでしょうか。(突然の締め)

乳房再建は……しまs

そして本題。

乳房再建するのかい、しないのかい、どっちなんだい!

しーなーいーーーーーー!!!

ひとまずしーなーいーーーーー。

はい、ここからその理由をつらつらと書いていきますのでしばらくお付き合いください。

まず、そもそも、私が、パイオツを、必要と、していない。

そうです、私こう見えて(どう見えて)Dカップあるのよ。

普通よりちょっとでかい。無駄に。

乳が育ってる途中のA〜Bくらいの時が一番ちょうど良かったのに、思った以上に成長しちゃって正直邪魔あああああ!って思ってたわけよ。

特に走る時にたぷたぷするのと、斜めにかけるカバンの肩紐の食い込み、服を着た時の横から見たシルエットが嫌。

貧乳の方には贅沢な話と思われるかもしれんが、一時期はパイオツ縮小手術したいと思ったくらいに本気で邪魔だったわけなのよ。パリコレモデルさんのちんまいパイオツが羨ましかったのよ。

ただ、世の中にはおっぱい星人の殿方が大変多くいらっしゃったので、それはそれは役に立ったこともありましたよね…(遠い目)

そして一番役に立ったのは子供が産まれておっぱいあげてる時。

大きめだと赤子と適度な距離を保てるけど、もし小ぶりのパイオツだったら授乳体勢かなり無理あっただろうなと思った。。(ごめんなさいごめんなさいマウントとってるわけじゃないんです寧ろすごいなって思ってるんですううう!!)

でもね、子供の授乳が終わって今後の出産の予定も無くなった今、このだらりと垂れきったパイオツに何の未練があろうか。

もともと邪魔でしかなかった乳である。再建する理由がない。

しかーーーーし!!!

前回行った遺伝子検査の結果、遺伝性乳がんではない(陰性)ということが明らかに!!!

もし陽性だったら両方のパイオツを全摘してブラなし快適生活グフフ…と企んでいたんだが、陰性だったために片乳のみの全摘に。

ということは、片乳とのバランスをとるために全摘した方の胸にニセパイを仕込まなくてはならない。

クッソめんどくさい(リターン)

どうしたものか。

めんどくさい VS めんどくさい

再建するなら全摘手術の時に同時再建つって、胸の筋肉を拡げる風船みたいな装置的なものを入れる事ができるの。

で、時間をかけてちょっとずつ生理食塩水を入れていって、ある程度まで拡がったらそこに再度手術でシリコン乳を入れる。

要するに、同時再建つってももう一回手術が必要なわけよ。

うん、めんどくさいよね。

そしてなによりシリコン入れるの

そこーーーーーっwww

シリコンだからね、メンテナンス必要だし劣化したらまた手術で入れかえしなきゃだし。

そもそも絶対に必要な訳じゃないのに身体に異物入れるのが嫌。

ということで、シリコンは早々に却下。

ちなみに再建方法はもうひとつあって、自分の腹や背中、尻の組織を移植する『自家組織による乳房再建』ってのがね。

これさ、最初に聞いた時、「腹の贅肉、超有効活用できるじゃん!最高じゃん!」ってなったのよ。

でもしっかり調べたら、おっぱい以外にもめっちゃでかい傷が残ること、術後なかなかのしんどさ、入院期間が長くなる……と、こちらも早々に却下。

ただ、これらをそこまで問題に感じなくて、身体の中に異物を入れるのに抵抗がある人や自然な形や温かさのパイオツにしたい人には良い方法だと思うの。(部分痩せできるのはまじで魅力的←若干未練あり)

私にはメリットよりデメリットの方が勝っちゃったってだけの話であって。

で?

で、

で、

どうするか。

結果、

必要な時だけブラトップにニセパイ的なもの突っ込んでおけばいいじゃない。

やっぱりそうなるよね。うん、だいたい最初からわかってたわ。

なので再建はしません。

も!

……ん?でも?

もし今後、「やっぱりおっぱい無いとなんやかんや面倒臭い!無い方がめんどくさかった!おっぱい欲しい……」ってね、もしね、万が一にもそう思った時によ?後からでも全摘した人は保険内で再建できまーすーう。という事実。

だからもしかしたらしれっとパイオツ復活してるかもしれないけど、その際はお察しいただいて、あのー、あれね、まあ、そこは触れないでやってつかーさい。

てことで、今回はここまでっ。

乳がんで全摘、再建で悩んでる人の参考になればいいなーって思うんだ。(かなり特殊だが)

そして次回はついに入院、手術……だと思うんだ。(知らんけど)

それでは皆々様、今後ともご贔屓に。ごきげんよう。(突然誰)

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