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レアな方の乳がんとリアルな方のお金のはなし|乳がんになりまして⑤意味深なタイトルから始まりましたけれども、これね、深刻な方のやつじゃないですからね。まあ今まで私のブログ読んでくれてる人は大概わかってると思うんですけどね、どうぞ気負わずに。
前回、「ホルモン療法の効かないタイプ」というレアな方のがんとまでは判明したが、おい私のがん「HER2」なのかい?「トリプルネガティブ」なのかい? どっちなんだい? パワーーーーーー!!!!
あれからわずが3日後、再びクリニックへ。
実はその前日に突然、「明日一緒に行くわ」と旦那氏からのどっきりマル秘報告。
いやいや旦那氏、その日はアンタ仕事だって……アンタがメインのプロジェクトの予定があったじゃねえか。
我「え、いいよ、それ君いないとだめなやつじゃん、こっちはひとりで大丈夫だよ」
と断ろうとするも、
旦「いやもう行かないって言っちゃったから。俺のやること全部終わったし。あとは他の人に任せて大丈夫だし」
ご、強引……(素敵)
我「そうか、そんなに言うならしょうがねえ、一緒に行くか!……あ、ありがとうね(ボソッ)」
と、突如ツンデレのBBA。
実際ほんとにひとりで全然大丈夫なんだけど、こういうのは素直に嬉しい。
旦「君ひとりだと信用ならんからな!」
と、照れ隠しに憎まれ口を叩いているが、私にはお見通しよ!
旦那氏なりに心配してくれてんだなあ。ありがてえ。あたしゃ幸せもんだよ!
そして夫婦揃ってクリニックへ。
旦那氏、先生と初対面。
旦那氏にむけてこれまでの検査や結果、がんのことについて、最初から丁寧に説明してくれる先生。
それを真剣(風)に聞いている旦那氏。
そして本日のメインイベント、私の乳がんのサブタイプについて。
「こちらが検査結果になります。えーとですね、HER2が2+(ツープラス)と出ていて、これは陽性とも陰性ともまだ言えないんですね」
……ん?
んん?
なんと?
つまり、まだわからないってことですかい先生いいいい!
我・旦「あー……はい(心の中でズコーーーッ!!!)」
「ですので、これから紹介する病院で別の方法で検査してもらいます」
ということだそうですゥ!
針生検でとった残りの検体があるから、それを別の病院に送ってくれるみたい。だから再度針生検はしなくても良いそう。よかった、とにかくそれはよかった。だっておっぱいにぶっとい針刺すのほんと怖いんだもん。
そしてこのクリニックでの検査はこれでひと通り終了。
これらの検査結果を持って、次回からは別の大病院へ。
「化学療法にとっても詳しい先生にお願いしておきましたからね、安心してください」
と、大学病院の乳腺外科で一番お偉い先生を紹介してくれた。
逆に恐縮するわ!というか私のがんは中堅の先生方には任せられないってことなんです?って変に疑うわ!でもありがとう先生!!
診察の最後に、「なにかわからないことや心配な事、聞いておきたい事はありますか?」と、先生。
私からは特になかったんだが、ここで突然の旦那氏が
「もし全摘になったら再建するのはその手術と一緒にできるんですか?」
ワッツ!?
再建!?????
ちょ、待て待て、私は全摘しても再建しないつもりでいたんだが? そう旦那氏にも伝えていたはずなんだが?
先「同時再建も行っている病院なので、それは大丈夫ですよ」
旦「わかりました」
え、なに、当の本人置いてけぼりですか? 再建して欲しいの? そうなの? そうなの旦那氏!?
と驚きつつ、クリニックを後にする私たちなのであった。
家に帰ってから旦那氏に聞いたら、
「いや、選択肢として一応ね、これから気持ち変わるかもわかんないから」ですと。
この時、私には旦那氏の心の声が聞こえたのであります。
『俺の(嫁ちゃんの)おっぱい、再建で復活できるんだったらしてもいいんじゃないかな〜保険内でできるんだし〜〜〜』
※あくまで個人の感想です
だが断る!!!
いや、実際これのおかげで少し気持ちが揺らぐことになるBBAなのでした。
ちなみに旦那氏に同席した感想聞いたんだが、
「先生が言ってた事、全部知ってた」
・・・・・・・。
でしょうね!!!
そうな、旦那氏アホみたいに乳がんのこと調べてたもんな!私より詳しくなってたもんな!乳がん博士に成り果てたもんな!
だから私ひとりで大丈夫だっつったじゃねえか、旦那氏よ……でもありがとうよ。
そして次回から舞台は大学病院へ。
わかりやすい説明と優しく接してくれたクリニックの先生、看護師さん、今まで大変お世話になりました。別の病院で乳がん撲滅して参ります!感謝!!!
つづく。