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レアな方の乳がんとリアルな方のお金のはなし|乳がんになりまして⑤

レアな方の乳がんとリアルな方のお金のはなし

前回までのおはなし。気になる人はこちらから ↓↓↓

お察しの通り、乳がんでした。 お察しの通り、乳がんでした。|乳がんになりまして④

乳がんの告知を受けてから約1週間後、今回は検査のみの予定だったのだが……おやおや先生どうした? なんだか不穏な空気纏ってない? オラなんだかザワザワしてきたってばよ。

出ました! ホルモンに影響されないタイプー

いつもどおり受付済ませて、今回はまず腹部エコーからレッツらドン!(懐)

乳腺エコーのお腹バージョン。案の定眠くなる。

終わってウトウトしつつ診察室へ。。

「腹部エコーは特に気になるところはないですね」「綺麗な肝臓です」「前回撮った胸部も問題ないですね」「肺も綺麗ですし」

と先生に褒められ(てない)、そうだろうそうだろう、とご満悦のBBA。

「ただ、こちら(がんの性質)がですね、どうやらホルモンに影響されないタイプのようです」

「あらららら……(そうきたかー)」

ね、そうなのよ、こういうの引くのよ、あたしゃ。

前回がんの「サブタイプ」についてちょっと触れたけど、こやつがそのホルモン療法の効かない厄介なタイプなわけですよ。

その中でも「HER2」と「トリプルネガティブ」があるんだけど、「HER2」タイプだったらまだ「分子標的療法」が有効。でも「トリプルネガティブ」は化学療法(抗がん剤)しか効かない頑固ちゃんで、療法が限られちゃうのよ。

先生曰く、現時点ではどちらかまだ判明してないけど、どちらにしてもこのタイプはホルモンに影響されるタイプよりも進行が早い傾向にあるから、できるだけはやめに対応した方がいいとのこと。

で、最終的な検査結果はこの日のまた約1週間後の予定だったんだが、3日後には結果がわかるからその日に来れないかとの打診。

……なんやめっちゃ焦らすやん。

前回帰り際に「全く焦る必要ない」って言うたやん。

話が違うやないえええええ

できればご家族と一緒に。って、え?

その後、看護師さんに採血してもらう。看護師泣かせの血管を持つことで有名な私だが、なにこの人採血めっちゃ上手。3本とったんだけど、たまにさ、ほんとにたまーに、この容器?ちっちゃい試験管みたいなやつ替える時に動いて痛い人いるじゃん?この人一切ブレないの、無なの、無。まじ固定のプロ。

って感心しつつ、看護師さんと次回の予約について話す。

突然だけど、看護師さんってなぜかタメ語の人多い説。なんでだろうね。個人的にはその方が話しやすい空気になるように思うけど、馴れ馴れしくて苦手と思う人もいそう。受け取り方は人それぞれよね。以上。

えーっと、土曜日の昼ってことは幼稚園お休みだから……あ、旦那氏に息子見ててもらおかな。いや待てよ、確か旦那氏その日は仕事で大事な予定あるって言ってたよな。。

我「あのー、子供連れてきても……」

看「お子さん、何歳?」

我「5歳です」

看「うーーーーーん……できれば預けられる人がいたらその方がしっかりお話できると思うんだよねぇ」

我「ですよねぇ、私もそう思います。。その日夫は仕事なので、他に誰かに預けられるかちょっと探してみます」

看「あ、ご主人は来ない?」

我「あ、はい、私ひとりで来ます……けど」

看「あーーーー、できればご家族と一緒の方がいいかもしれない。がんの詳細や、今後の治療のお話しだからねぇ」

我「え、ああ、はい。でもたぶん無理なんでひとりで来ます…」

って、え? いまさら家族の同席? まって、私のイメージだとそれ一番必要なシーンはがんの告知の時なんだけど!告知されてショックを受けちゃう人を同席の家族がフォローする的なアレじゃないの?違うの??まさかの告知後同席なんです!?

と、モヤッとしながらお会計。

その後、近所のママ友に連絡して当日病院行ってる間だけ息子を預かってもらうことに。近くに親住んでないもんで、こういう時のママ友、ほんとにありがてえ。ビバ!ママ友!!!!

いやらしい話、保険のこと

そういやこの前のがん告知された日、旦那氏と親の他にもう一人、がんになった事を報告した大切なお相手がおります。

それは他でもない、そう……

保険屋!!!

もうね、「もしかしたら私がんかもしれない」って思ったと同時に、「がんになったら保険金いくらもらえるんだっけ」って思ってたからね。で、先生に「ほぼ乳がんです」って言われた後に家帰ってすぐもらえる保険金の額を確認してるからね。

根っから図太いのな、神経がな。

で、今回適用になる保険は2つ。

がん保険と生活保障型の保険。

どちらとも、とりあえず初めてがんと診断されたら給付金がもらえるやつ。

正直もらえる金額さっぱり覚えてなかったもんだから、改めて確認してびっくらこくBBA。

こ、こ、こんなにいたたたただけだけだけるんすか……いいんすか……ってなるBBA。

保険ってさ、毎月の家計とかチェックしてたらさ、正直「保険って無駄じゃね?使わなくね?このお金他にまわせるんじゃね?」みたいになるのよ。もっと安いやつに見直そうかな、解約しちゃおうかな、みたいに思ってくるわけよ。

だがしかし! 実際にこうなった時、まじで、MA・JI・DE、保険入っててよかった〜〜〜〜〜〜〜っ(切実)て今回思ったの。

すいません、もう見直そうとか解約しちゃおうとか言いません!二度と言いま千円!!!

がん保険なんてその一時金プラス入院費と手術費、退院した後にも療養費みたいな感じでもらえるんだからね。保険って神なの?ねえ神様なの?

というわけで、掛けた金額よりはるかに大きいマネーがもらえるという、保険という合法的なエグいギャンブルで私は見事に大勝利したのであります。(は?)

だから絶対保険は入ってた方がいいよ!……とかは別に言わないけれども、私と同じように親族にがんの人が多くてがんになる可能性が高めな人は入ってると何かと恩恵受けれるやもしれぬ。

いまや日本人の2人にひとりはがんになる、とも言われてるもんね。

つってもまあ日本の医療保険制度はとっても優秀だから、病気になってもバカみたいに払う事はないんだけどね。申請さえすれば。ただそういうのって自分で調べないと国から積極的には教えてくれるわけじゃないから、知らない人は大損するという情弱ビジネスみたいなもんなのよ(ちがう)

まあね、民間の医療保険に入る入らぬは人それぞれ。私の場合は入っててよかったよ、ってこと。

誰かの参考になればこれ幸い。

ってことで、今回はこれにて。

次回「ついに判明? オラのがんのサブタイプ」。ぜってぇ見てくれよな!(なにこれ)

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