みなまで言うな。コーシュカのすべて

【歯列矯正】歯を抜かない床矯正とはなんぞや。費用や治療期間などのおまとめ

どうも、絶賛歯列矯正中のコーシュカです。

突然だけど。ねえねえ、床矯正って知ってる?

私が最初に歯医者さんで聞いたときなんか

『シ、ショウキョウセイ?ショウって小のこと?普通よりも小さいサイズの矯正装置ってことですか!私の顎、普通よりミニサイズってことですか!どういうことですか先生!先生っ!!』

と、ちんぷんかんぷんな事考えてましたけどね!(白目)

歯列矯正ってあの有名な歯ギラーン(ブラケット)の装置だけじゃないんです。

今回は謎の床矯正についてぺローンとまとめてみました。

ちなみに現在私が行なっている矯正治療の方法は上記の一般的なブラケット矯正なのですが。。そのワケについては最後の方に書きまーす。

そもそも床矯正って一体何なの?

一般的な矯正治療では、顎が小さくて歯が並びきらずにデコボコしちゃってる場合、歯を何本か抜いてキレイに並べるためのスペースを作ります。

それに対して床矯正の場合は、歯抜かないで逆に小さいその顎の方を広げてスペース作っちゃえばよくね?という考えの治療です。

ざっくり言うと、元々ある歯に合わせて顎を広げるってことですね。

一般的には顎の骨が成長途中で動かしやすい子供に対しての治療方法のようですが、大人でも床矯正で治療してくれる歯医者さんはあります。

ただし、子供と比べて(もうガッチガチにかたまってるからね)骨の動きが遅いので、治療期間が長くかかる場合が多いようです。

それと床矯正で顎を広げても歯が上手く綺麗に並びきらなかった場合、ブラケット治療を併用していくことも必要になるでしょう。

一般的な矯正と床矯正の違い

まずその見た目

何をするにもまず見た目から入る私にはココ重要。

矯正治療と聞いて、みなさんまずはじめに思い浮かぶのがコチラだと思います。

ギャース!!そう、この存在感!!

私が初めて歯列矯正を知り興味を持った思春期に、この強大な存在感のせいで「こんなん無理や…」と尻込みしてしまったほど。

でも最近は裏側矯正(舌側矯正/リンガル矯正とも呼ばれる)とか、セラミックやプラスチックの目立たないブラケットやホワイトワイヤーなんてのもあるから、ここまでキンキンした目立つのつけてる人はなかなか見ないですよね。


それに対して床矯正の装置はコチラ。(「拡大床」という)

うん、なんかちょっとエイとかクラゲとか謎の生物っぽくて気持ち悪いよね、わかる。初めて見たとき私も正直思ったもん。

(この写真がさらに深海魚っぽさを増しているんだが・・・)

ものすごく簡単に言うと、入れ歯の歯無しバージョンみたいなもんです。←ほんまかいな

なぜかと言うと、実はこれ・・・自分でカポッと脱着可能なのですゥゥゥウ!やっぱり入れ歯感…

(あ、先ほどの一般的な矯正装置の方は途中で外すことはできませんYO)

コチラを装着してる時はワイヤー部分が歯の表側にきちゃうから結構ガッツリ見えてるんだけど、ご飯食べる時とか接客のお仕事してる人とか、あとデートとかの大事な日には取り外せるからまあなんて便利♡

けれどこの装置、1日に12~14時間以上は装着しておく必要があるので、サボり癖がある人はご注意ください。

ちゃんと着けなければそれだけ装着期間が延びて自分が困るだけなんですけどね。。


費用に差はあるの?

一般的な矯正治療だと、だいたい60~100万円程度の歯医者さんが多いです。

いやー高いよね。そりゃ若かりし貯金も無い時代の私には到底無理な金額ですよ。

それに対する床矯正はおよそ30万円前後。なんと半額以下っ!!!

最初に一般的な矯正の費用聞いてからなら「安いっ!買いだ買いっ!!」ってほんと思います。


ただし、最初にも書いたように人によってはプラスでブラケット治療を併用するなどの場合があるので、上乗せされる費用については歯医者さんに相談して詳細な見積もりを出してもらった方が賢明です。


装着期間はどのくらい?

一般的な矯正の場合、1年半~3年程度装着する必要があります。その間は基本取り外しできません。

な、長いよ…あたしゃ3年後にはもうウン十歳超えとるよ・・・


それに対して床矯正では、だいたい半年~1年半ほどで終了です。

ただし、費用と同じように人によってはプラスで治療を行う場合があり、その際は治療期間も比例して長くなることがあるのでご注意を。


床矯正のメリットとデメリット

ここまでの情報をザッと見ると、歯抜かないし取り外しできるし安いし期間も短いしで、もういいことだらけな気がするんだけど・・・更なるメリットがあるんすか!

あるよ!!!

メリット

・好きなものが食べられるよ!

 そうそうそう、これめっちゃ重要。装置外せる最大のメリットね。ブラケットの方はガムとか餅の粘着系(装置取れる)、煎餅やキャベツの芯などのカタブツ系(装置壊れる)、もやしやニラなどのヒョロヒョロ系(信じられないくらい挟まる、そしてとれない)、基本食べれませんからね。(頑張れば食べれなくはないけど私は避けてます)
 自由に好きなもの食べれる幸せ。ストレスフリー!!!


・虫歯になりにくーい

 これも装置外せる恩恵。ブラケットの場合は装置が邪魔すぎて歯磨くのにめっちゃ時間かかるし、ちゃんと磨けてるのかすらわからない。口の中ゴチャゴチャして見にくいから。絶対食べカス残ってる!でも外せる床矯正は今まで通り普通に磨けます。だから虫歯になりにくい。
 普通に歯を磨ける幸せ。ストレスフリー!!!


・ほぼ痛みナッシング

 矯正治療している人でよく痛い痛い言ってるの聞いたことありませんか?そうです、私ですね。ブラケットやワイヤーやらが刺さって口内炎になったり、歯の痛みで好きなサンドイッチ食べられなかった時は絶望しました。けれど床矯正の場合は装置が歯茎にあたってたまーに痛いくらいで、それ以外はほぼ痛みが無いようです。


ってもう床矯正でよくね?ってなってるそこのあなた、世の中甘く見てはいけませんよ。

ちゃんとデメリットも用意しとります、ハイどうぞ!

デメリット

・意志の弱い人には向いてない

 これは逆に装置を外せる事による弊害ですね。ブラケットはもう一回つけちゃえば自分で外せない恐ろしい強制能力があります。が、自分で装置を外せるとなると着けてることがめんどくさくなってだんだんとサボってしまうように。結果、治療がなかなか進まなくて期間が延びてしまいます。


・後戻りすることがある

 こちらも装置を頻繁に外していたり、歯科医に言われた装着時間を守っていなかった場合にあり得ること。治療しているはずなのに戻っちゃうなんて元も子もないですよね。


・歯ぎしりの癖がある人は壊しちゃうかも

 寝てる時は基本装着するのですが、歯ぎしりのように強い力が加わると装置が耐えきれずに壊れてしまう可能性があります。自分で認識してる人はあらかじめ歯科医に相談しておくといいかもしれません。


・歯並びが思ってたんと違うようになる可能性がある

 ブラケット治療と違って、歯自体を動かすのではなく顎の骨全体を動かしていく治療なので、キレイに並びきらない場合があります。また、口元が治療前より出てしまい出っ歯になってしまうことも。これは歯科医の腕も関わってくることだと思うので、歯医者選びは慎重に!!



コーシュカさんの場合

はい、私です。

私の場合はというと、何を隠そう最初はこの床矯正でやろうかと思っていたんだす!

歯列矯正を始めようと最初に相談に行った歯医者さんがたまたま床矯正をやっているところで、そこで話を聞くかぎりは歯も抜かないし安いしで理想の治療方法だと思いましたもの。

でも即決する前に3箇所(多いな!)の矯正専門の歯医者さんに無料相談しに行ってみたところ、私の歯の大きさと顎の小ささのバランス的にも床矯正はオススメできない。歯を抜くのは必須で、抜かないまま床矯正すると今よりも余計に前に歯が出てしまう可能性が高いと・・・

ひとつだけならまだしも、3箇所全部の歯医者さんに同じこと言われたらそりゃ不安になりますよね。

なので、残念ながら床矯正は泣く泣く諦めて一般的な矯正治療を選択することとなったのです。


床矯正のまとめ

・床矯正とは、抜歯せずに顎を広げて歯を並べるスペースを作る治療方法
・一般的な矯正治療と比べて費用が安く治療期間も短い。治療中の痛みもほぼ無い
・装置を自分で取り外せるので食事の制限が無く、歯磨きも普段通りできる
・後戻りする事も。歯科医の腕によっては思ったような歯並びにならない場合がある

どうしても歯を抜きたくない人、痛いのは絶対耐えられないという人、費用を安く抑えたいという人に床矯正はオススメですね。

が、私のように床矯正の治療方法が向いていないケースもあるのでご注意を。

私の場合は歯と顎の大きさのバランスがかなり悪かったために、床矯正は難しいとの判断で一般的な矯正治療を選択しましたが、もし条件が合えばやはり床矯正を選んでいたのではなかろうか…

ただ、どちらを選ぶにしてもまずは信頼できる腕の良い歯科医を見つけることが重要です。

サイトで治療症例や歯科医の実績を載せていたり、矯正に対するしっかりした説明や方針がある、実際に相談に行ってみて対応は良いか治療方法に納得できるか、などなど事前のリサーチにじっくり時間をかけて選びましょう。

大人になってからの床矯正はあまりメジャーではない(私もそれまで存在を知りませんでした)ので、今回の記事で歯列矯正を考えている人の選択肢を増やすことができたのなら幸いです。


キレイな歯並びを目指して、一緒に頑張りましょう!

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